Gearheadz Session

【Sound Project "SIVA"】中の人に聞いてみた10の事

投稿日:2018年12月23日 更新日:

Gearheadz Sessionの記念すべき第1回目は、痛エフェクター界の第一人者との呼び声も高い、Sound Project "SIVA" 中の人「小澤 博」さんに登場して頂きました。

早速10の質問をぶつけてみましたので、どうぞご覧ください。

Gearheadz World 編集部
Q1.痛エフェクターを作ろうと思ったキッカケは?

ネットでアニメのキャラクターをラッピングしたエフェクターを作っている方(rs6000jpさん Twitter ID : @rs6000jp)がいるということを知って、私も欲しくなったのがきっかけです。

その人に制作を頼むと高額になるんだろうなぁ、と思いましたので、自分で作ってみようと思って作り始めました。

ちょうどその時はお金がなかったんですが、エフェクターは欲しかったんで。少し前から、本多 博之さんの『誰でも作れるギターエフェクター』という本を買って、エフェクターの制作というものへの興味も高まっていたので、エフェクター制作と痛エフェクターという二つの興味が重なって、実際に作ろうという行動になりました。

You can't escape from my love shot!!

Gearheadz World 編集部
Q2.SIVAというブランド名の由来は何でしょうか?

よく間違われるのがSIVAだけがブランド名本体だと思われることがあるのですが、Sound Project "SIVA"全部で正式なブランド名です。

面倒なので間違われても訂正はしませんがw

エフェクターの制作をする前から、Sound Project "SIVA"という名前はもうあったんです。

当時は主に知人のバンドのレコーディングを手伝ったり、他のバンドのライブ写真を撮ったり、音楽に関わる周辺での自分の活動をするための名義でした。

トレント・リズナーが一人なのにNine inch nailsってバンド名で活動しているのがとてもカッコよく思えて、それを真似したかったってのもありますw

『Sound Project』って部分は、音に関わることに対して私一人だけではなく、その時に適した人材とチームを組んでその都度行動する団体であることを示しています。

今はエフェクターの開発のたびに毎回イラストレーターさんを選定してお願いしているので、その時に適した人とチームを組んで行動するという部分になっています。

『"SIVA"』の部分はヒンズー教の芸能の神様のシヴァ神から、ご利益があるようにお名前をお借りしました。

わざわざ""でSIVAの部分をくくっているのは、固有名詞とすることで宗教色を薄めて何か言われた時の言い逃れのためです。

SIVAって響きも、カッコよくありません?厨二的ですがw

Please train me as you like.

Gearheadz World 編集部
Q3.イラストはご自身で書かれているのでしょうか?

私も趣味で絵を描きますが、あんなに綺麗なものは描けません。

その都度私からお声をかけさせていただき、神絵師にお願いしています。

Are you surprised at that the devil is like me?(Smileバージョン)

Gearheadz World 編集部
Q4.設計時に特に意識していることは何でしょうか?
使って、見て、所有して、楽しめるものであるか?ってのは毎回意識しています。

あと、長く使ってもらえるもの、というのも意識します。

You need an injection.

Gearheadz World 編集部
Q5.開発時に使用しているギターや機材などありましたらご紹介お願いします。

メインで使っているギターは、20年以上前に友人がESPのギタークラフト科に通っていた時に実習で作ったものを3万で買い取ったストラトです。

ピックアップをFenderのTexas Specialに載せ替えたり、配線を1Vol 1Toneに変えたり、ピックガードをクリアのものに変えて痛ギターにしたり、かなり手を入れていますが、そう特別なものを使った改造はしていません。

トーンについているコンデンサは、クロレッツみたいなどこにでも売っているフィルムコンデンサだったと思います。
ハムの音が必要な時は、エピフォンのレスポールを使っています。490だったか498だったか忘れましたが、リアのピックアップだけがギブソンのものになっているのを、買ったそのままの状態で使っています。

これもそのうち痛ギターにしようと思っています。

ギターは全て北九州市小倉北区にあるCrewslutさんで買ったり、調整をしてもらっています。

色々な有名ギターメーカーの方が相談にくるほど、とてもいい腕をした職人さんが対応してくれるので、毎回安心してギターを預けています。

弦は全部ERNIEBALLです。シングルコイルには09から42のSuper Slinky、ハムには10から46のRegular Slinkyを使っています。

ギターを弾き始めた頃にBUCK-TICKの今井寿さんや、筋肉少女帯の橘高文彦さんが使っていた影響で、ずっとERNIEBALLを使っています。

どこでも売っているし、値段も手頃だし、音もきらびやかでいいこと尽くめです。

開発の結構後半の段階まで、実はギターアンプは通してないんです。

MackieのPro FX8って小さなミキサーにそのまま突っ込んで、AKGのK240 Studioってヘッドフォンでモニターして作っています。

ギターアンプのレンジだと再生されない部分までミキサーでは再生してくれるので、細かいアラを見つけやすいのです。

K240はもう四半世紀以上使っているので、これで完全に私の耳が慣れてしまっているので、今更他に浮気はできません。

で、ミキサーである程度音を詰めていったら、自宅の練習用の小さなアンプやスタジオの4発キャビのマーシャルやJCなどの大きなアンプまで、色々と試してみます。

開発ではブレッドボードという、半田付けすることなく部品を刺していくだけで回路が組める道具を使うのですが、自分が使いやすいように周辺の配線を済ませたアルミの箱を用意して使っています。

この箱にはボリュームなどの可変抵抗器をつけるための穴や、トゥルーバイパスの配線がすでに仕込んであるので、エフェクト側の回路を組んで実際につまみをいじりながら確認などをするのに便利に使っています。

小澤氏が開発に使用するギター

小澤氏が開発に使用するギター

ブレッドボード

Gearheadz World 編集部
Q6.ブランドとしての拘りやフィロソフィーなどありますか?

使って、見て、所有して楽しくて、痛いのしか作りません。『楽しい』ってのがブランドとしての一つのキーワードかもしれませんね。

ビンテージパーツなどの、いつ手に入らなくなるかわからないものはレギュラー商品には使わないというのもこだわりです。

『あのエフェクターが欲しいだんだけど』という方がいたときに『アレはもう部品が手に入らないから作れないんです』ってのは、かわいそうじゃないですか。

作り方を知っているなら、作ってあげたくなりますから。

この作業場で痛エフェクターの数々が誕生する

Gearheadz World 編集部
Q7.楽器演奏におけるエフェクターの役割は何だと考えていますか?

使う人が決めることですでので、私からこういう役割だと言うことはありません。

楽しく使ったらそれが正解だと思います。

Gearheadz World 編集部
Q8.どのような人にどのような使い方をして欲しいなどありますか?

誰がどんな使い方をするかはその人次第です。

気に入ってくれた方が、楽しいと思う使い方をしてくれたらOKです。

Gearheadz World 編集部
Q9.海外での人気が高まっているようですが、その事についてどのようにお考えですか?

単純に嬉しいですね。海外への販売というのは、エフェクターブランドとしてスタートしたときから視野に入れていたことなので、希望が叶いつつあります。

痛エフェクターはニッチなものですから、日本国内だけでは販売数は見込めないので海外まで手を伸ばして、やっとある程度の数を出せるようになると思っています。

まだまだ販売していただける国を増やして、製品を手にしてもらう機会を増やしていきたいです。

Gearheadz World 編集部
Q10.上手なエフェクター選びのポイントは何でしょうか?

ギターシステム全体としてとか、エフェクター単体かで選び方のポイントって違うと思います。

システム全体としては、必要な機能を満たしているか?ってところだし、エフェクター単体では第一印象ですね。

特に歪み系は第一印象が良かったものが、だいたいその人の正解だと思います。

Gearheadz World 編集部
最後にサイトをご覧の皆さんにメッセージをお願いします。

私の痛エフェクターを通して、音楽を楽しんで豊かな時間を過ごしていただければ幸いです。

・・・なーんて言葉は、これを読んてくれている方は期待していないと思うので、期待されていると思う一言を書いておきます。

おっぱい!

小澤 博

Sound Project "SIVA"の代表兼開発部長兼生産部長兼経理部長兼営業部長兼ヒラの兼業主夫。メガネショートカット巨乳党員。

Sound Project "SIVA" Official website
https://h-ozawa5.wixsite.com/soundprojectsiva

Twitter account
@S_project_siva

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